発達グレーの子と中学受験という選択肢を知った話【シングルマザーのリアル】

シンママのリアル

WISCの結果が出た後、私はしばらく「様子見」を続けた。

診断はつかない。療育にもつながれない。でも、しんどそうな子どもを前にして「大丈夫」とは言えなかった。

そんな宙ぶらりんの時期に、ふと思った。

「この子、このまま地元の公立中学に行って、ほんまに大丈夫なんやろか?」

その一問が、今まで頭に欠片もなかった「中学受験」という選択肢を開いた。

目次

  1. 「このまま公立でええんか」という、やわらかい恐怖
  2. 中学受験なんて、別の世界の話やと思ってた
  3. 本を読んで、話を聞いて、ぜんぶ違った
  4. 「環境投資」という考え方に出会った
  5. うちの子の特性と、学校選びの基準
  6. シンママとお金の現実
  7. まとめ

「このまま公立でええんか」という、やわらかい恐怖

学校は、一応行けてる。登校しぶりも一時期に比べれば落ち着いた。

でも――「問題ない」とは言えない。

友達とのトラブルは時々ある。集団の「ざわざわ」したムードが苦手で、クラス替えのたびに疲弊する。先生に「ちゃんとしなさい」と言われるたびに、本人はもうすでに「ちゃんとしようとしてる」のに、それが伝わらない。

公立中学に進んだら――もっと人数が増えて、もっとカオスな集団の中に放り込まれる。

うちの子、耐えられるんかな。

それを考えると、夜中になぜか目が覚めた。

中学受験なんて、別の世界の話やと思ってた

最初に中学受験が頭をよぎったとき、正直な第一印象はこれだった。

「いや、ウチには関係ないやつ」

理由は単純。お金がない。

離婚後のシングルマザー生活で、貯金は底をついた時期もある。塾代、受験料、制服代、入学金――なんかもう「高そう」の塊。

「見栄張ったらあかんで」「公立でええやん」「シンママが中受とか現実見て」

実際、そういう言葉も周りから飛んできた。

だから、興味はあっても「ウチには無理」で蓋をしてた。

でも、ある日ふと思った。

「本当に無理なんか? それとも、調べてもいないだけか?」

本を読んで、話を聞いて、ぜんぶ違った

まず本を読んだ。

  • 📚『なぜ中学受験するのか?』(おおたとしまさ)
  • 📚『中学受験という選択』(矢野耕平)

加えて、中学受験を経験した知人に片っ端から話を聞いた。

読んで、聞いて、わかったこと。

中学受験は、「金持ちか頭いい子だけのもの」じゃなかった。

むしろ、「公立の環境が合いにくい子」が選んでることが多い。

発達に凸凹がある子。集団が苦手な子。のんびりペースな子。クラスの空気についていけない子。

それって――うちの子のことじゃないか。

「環境投資」という考え方に出会った

知り合いの先輩ママに、こんなことを言われた。

「教育には、やっぱり投資する価値があるよ」

最初はピンとこなかった。「お金をかけるべき」って話かな、と思って。

違った。「その子が伸びる環境を買う」という考え方やった。

私立中学って、学校ごとに個性がめちゃくちゃ違う。

  • 少人数制で一人ひとりを手厚く見る学校
  • 発達特性への理解が深い学校
  • 「勉強だけが人生じゃない」という空気の学校
  • 好きなことに没頭できる探究型の学校

「選ばれし子が行く場所」じゃなくて、「うちの子に合う場所を探す」ための選択肢。

そう思ったとき、中学受験の意味が私の中でガラッと変わった。

コゼニ先生
コゼニ先生

発達特性のある子どもと学校選びって、切っても切れへんのです。

診断の有無に関係なく、「この子、集団の中でしんどそうやな」と感じたら、環境を見直すことを考えてもいい。

中学受験は「難関校合格」が目的じゃなくて、「子どもが安心して6年間過ごせる場所」を探すための手段のひとつ。

費用の話は別記事でしっかり書くけど、まず「選択肢として知る」だけでも、親の気持ちがラクになると思う。

うちの子の特性と、学校選びの基準

うちの子、ADHD×ASDのハイブリッドタイプ。

好きなことには過集中。ご飯も水も忘れて何時間でもぶっ続けられる。

苦手なことには死んだ魚の目で抗議。「やって」と言うた瞬間、石像モード発動。

こだわりが超強い。切り替えが激しく苦手。こういう子が「みんなと同じペースで」「一斉授業に黙って従う」環境で6年間――想像するだけで、しんどい。

だから私は決めた。偏差値で学校を選ぶのをやめる。

「この子の目がキラッとする場所」を探しに行く。

具体的に探したいのは、こんな学校。

  • 少人数制で、先生の目が届く
  • 発達特性への理解・配慮がある
  • 「好き」を伸ばせる環境がある
  • 自己肯定感を大切にしてくれる空気感

シンママとお金の現実:「どうせ無理」と「調べてない」は違う

実際問題、お金の不安は消えない。

でも、「どうせ無理」で考えるのをやめることと、「調べた上で難しいと判断する」のは、全然違う。

私は調べることにした。制度、奨学金、学費の実態、節税……使えるものを全部調べる。

そのリアルな話は、このシリーズの次の記事でちゃんと書く。シングルマザーが中学受験に向き合うとき、夜しか眠れないほどお金のことが頭を支配した、あの時期のことを。

まとめ

  • ✅ 中学受験=お金持ちか優秀な子だけのもの、は思い込みだった
  • ✅ 「公立が合いにくい子」が選ぶ理由として中学受験がある
  • ✅ 発達特性に理解のある私立中学は存在する
  • ✅ 「環境に投資する」という考え方で、選択の意味が変わった
  • ✅ お金の不安は「調べること」でしか解消できない

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※この記事はコゼニー個人の体験談と一般的な情報をもとにしています。中学受験・私立中学への進学については、お子さんの状況や家庭の事情によって最適解が異なります。情報は2026年4月時点のものです。学費・制度については各学校・自治体に直接ご確認ください。

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