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ようやく迎えた初診の日
2ヶ月待って、ようやく初診の日が来た。
学校を早退して、長子と一緒に診療所へ向かった。
長子の様子はといえば、虚無に「は?何?」が加わった表情だった。
何故ゆえ学校を早退して、どこに向かっているのか心底意味不明な様子。
確かに、どこに行くかをきちんと説明していたわけでもない。
今思えばネットで子どもにわかりやすく説明する方法でも調べればよかったのだが、そういう考えにも至らなかった。
焦燥感というより、うすらぼんやりとした状態でここまで来ていた。
コゼニーも長子も、なんとなくここにいる。そんな初診だった。
娘への問診、無言の嵐
診察室に入ると、先生がやさしく長子に話しかけた。
「学校はどうですか?」
…
「勉強は難しいですか?」
…
「お友達はできましたか?」
…
まさかの無言三連発。
答えないというより、答える気がない感じ。何でこの人に話さないといけないの?という空気が漂っていた。
先生、ありがとうございました。
コゼニーも困った
次はコゼニーへの質問だった。
「お子さんのことで、気になっていることはありますか?」
困った。
行き渋りのこと、友人関係のこと、授業中の虚無なこと。一応話した。
でも正直に言う。
2ヶ月待ってようやく来たのに、伝えることがこれでいいのか?という焦りがあった。
この2ヶ月で、長子は学校にも行けるようになっていた。
めっちゃ困ってるんか?と言われたら、いや、そこまでは。という感じだった。
行列のできるレストランにようやく入れたのに、おすすめメニューを全くリサーチしてこなかったときの焦燥感、とでも言えばいいだろうか。
そんな気持ちで、先生の前に座っていた。
「数値でわかる検査があります」
そのとき先生が言った。
「お困りごとを数値である程度把握できる検査があるのですが、受けてみますか?」
渡りに船だった。
数値ならわかりやすい。言語化できない困りごとを、検査が代わりに拾ってくれるかもしれない。
コゼニーは大きく頷いた。
また待つのか、の巻
「では次回、検査の予約を取りましょう」
予約を取ろうとしたら、また空いていなかった。
半年待ちだった。
行列が苦手なコゼニー、またも待つことになった。
一縷の望みをかけて!みたいに切羽詰まっているわけではない。でも予約した以上、行くしかない。
半年後の枠を、しっかり押さえた。
※この記事は一個人の体験談です。発達検査や心療内科の対応は施設によって異なります。気になる方はまずかかりつけ医や学校に相談してみてください。
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